「性能よりコスト重視」とお考えの方に向けて、できるだけ費用をかけずに防犯カメラを導入する方法をご紹介します。
格安で防犯カメラを導入する方法
防犯カメラの導入には、通常それなりの費用がかかります。特に広範囲をカバーするために複数台を設置するとなれば、10台以上必要になるケースも珍しくありません。
そこで有効なのが「ダミーカメラ」の活用です。ダミーカメラとは、本物の防犯カメラに似せて作られた模擬カメラで、実際の映像は記録できませんが、外見からは本物と見分けがつかず、抑止効果が期待できます。
防犯効果を高めるには、目立つ場所にダミーカメラを設置し、実際の防犯カメラは目立ちにくい箇所に設置するという工夫も有効です。これにより、犯罪者にとってのリスクを印象づけ、自衛につなげることができます。
ダミーカメラは2,000円前後と安価な製品も多く出回っていますが、あまりにも安価なものは「偽物」と見抜かれてしまうこともあるため、ある程度の品質を持った製品を選ぶようにしましょう。
自分で設置するという選択肢
防犯カメラの設置を専門業者に依頼すると、機器代金のほかに設置工事費用がかかります。設置費用は業者によって異なりますが、1台あたり4万円前後というケースもあります。
この費用を抑えるためには、自身で設置を行うのも一つの方法です。特にアナログタイプの防犯カメラであれば、ある程度の工具と知識があればDIYでも取り付けが可能です。ただし、配線処理や設置角度の調整には一定の技術力が必要です。
また、ネットワークカメラ（IPカメラ）の場合は、物理的な設置は比較的簡単ですが、ネットワーク設定やデータ送受信の設定など、専門的な知識が必要になるため、不安がある場合は無理をせず業者に相談するのが安心です。
安価な防犯カメラの選び方とおすすめ機種
価格を最優先する場合、画質はある程度妥協する必要があります。目安としては、20万〜25万画素程度のエントリーモデルがコストを抑えやすい選択肢です。
また、国内メーカーの製品は安心感がある一方で価格が高くなる傾向があるため、費用を重視する場合は海外メーカー製のモデルを検討するのも一案です。
- NHV MAC
乾電池式で設置が簡単なドアスコープ型のカメラ。ランニングコストがかからないため、導入費用と運用コストの両方を抑えることが可能です。モーションセンサーを搭載し、人の動きを検知すると自動録画を開始。録画データはMicroSDカードに保存され、ワイヤレス運用にも対応しています。
- PF-CK521
電源ケーブルと映像ケーブルを一本化した電源重畳方式を採用しており、設置工事がシンプルで済みます。52万画素の比較的高画質な映像に加え、3D-DNR（デジタルノイズリダクション）によるクリアな映像も実現しています。
コストを重視する場合でも、工夫次第で一定の防犯効果を得ることは可能です。設置の目的や環境に応じて、最適な方法と機器を選びましょう。
