防犯カメラに顔認証システムを導入するとどんな良いことがあるのでしょうか?顔認証システムは文字どおり防犯カメラに映った人物の顔を認証することです。ここでは、そんな顔認証システムの特徴と活用事例などを解説しています。また問題点についても説明していますので、導入を検討している方は参考にしてみてください。
目次
防犯カメラの顔認証システムとは?
防犯カメラ機能のひとつに「顔認証」というものがあります。顔認証があることで個人の特定ができたり、さまざまな分野で役に立てることができるでしょう。ここでは防犯カメラの顔認証システムについて解説します。
顔認証システムの特徴
顔認証システムがあることで、犯人の顔を特定し被害の拡大を軽減することができますが、顔認証をするためには、あらかじめデータベースに特定したい人物の顔画像が登録されていることが条件になります。そのため、登録されていない顔は、残念ながら特定することは困難です。近年は高性能の防犯カメラも増えていますから、ひと昔前より高精度で顔の特徴をしっかり捉えてくれるようになりました。
もちろん、顔認証システムは犯罪を防ぐだけではありません。他にもいろんな活用法がありますので、それについては後述します。万引きや盗難など犯罪が多い場所は、顔認証システムを搭載した防犯カメラを使用したほうが安全性が高まるでしょう。
顔認証システムの活用事例
顔認証システムと言っても活用法はさまざまです。犯人の顔を特定する以外にも用いられますので、必ずしも顔認証システム=犯罪のために使われるわけではありません。ここでは一般的な活用事例について解説します。
有名ホテルでのフロント
いわゆる入室管理で使われるケースです。たとえば有名ホテルのフロントでVIPを認識するために顔認証システムが用いられます。当然VIP客しか開かないようになっているので、関係者以外の入室を防ぎます。ホテル以外にも、宝石店や百貨店なども挙げられます。
万引き防止
もっとも多いのが犯罪防止による顔認証システムの導入です。このシステムを導入することで、万引きを防止できるだけでなく素早く犯人を捕まえることができるでしょう。また犯人を捕まえることで、商品ロスや人件費削減にも繋がります。
不審者の特定
公共施設や会場など、顔認証システムを導入することで不審者を特定し犯罪を防止します。警備員の常駐では防げないという場合は、このシステムを導入すると良いでしょう。警備コストも削減できます。
顔認証システムの問題点
しかし、防犯カメラの顔認証システムは良い点ばかりではありません。ここでは顔認証システムの問題点について解説します。
・精度が偏っている
どんなに高性能な防犯カメラが増えているとは言え、顔認証システムの精度は偏っています。そのためデータベースに登録されている人物と異なるケースもあり、無意味な捜査はやはり問題になるでしょう。
・無罪判決を受けた者も
容疑者の顔写真をデータベースに登録し、防犯カメラやSNSなどの写真と照合しながら判別します。しかし当然なかには無罪判決を受けた者もデータベースに含まれており、そういった人物も犯罪者扱いになることが懸念されています。
防犯カメラの顔認証システムは良い点ばかりではない?
データベースにあらかじめ顔写真を登録しておけば、すぐに犯人が見つかると思われがちですが、実際はまだまだ精度も低く、異なる人物を特定してしまったり、また無罪判決を受けた者も登録されていることから、潜在的な犯罪者を増やすなど問題点もあります。しかし、顔認証システムを導入していることでメリットもありますから、導入する際は良し悪しを十分理解したうえで使用してください。
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