発生場所別の侵入窃盗件数は「一戸建て住宅」が最大であり、全体の4割以上も占めているようです。
家族の安全や財産を守るために、住宅の防犯対策を強化しましょう。
この記事では、戸建て住宅に防犯カメラを設置する際のポイントを設置場所ごとに解説しています。
さらに、費用相場や注意点も紹介しました。
戸建て住宅に住んでいるけれど特に防犯対策していないという方は、ぜひ防犯カメラの導入を検討してみてください。
目次
戸建て住宅に防犯カメラを設置する際のポイント
ここでは、戸建て住宅に防犯カメラを設置する際のポイントを設置場所別に紹介します。
設置場所1 玄関前
戸建て住宅の玄関前に防犯カメラを設置する際は、目立つ位置に設置しましょう。
訪問者の目に入りやすいように防犯カメラを設置することによって、証拠を残したくないと思わせられるので、犯罪行為・迷惑行為を抑制できます。
具体的には、以下のような犯罪行為を抑制できるようになります。
戸建て住宅の玄関前で起こりやすい犯罪行為
- 空き巣によるピッキング
- ピンポンダッシュ
- 落書き
- 不法投棄
- しつこい勧誘
- 押し売り
犯罪行為・迷惑行為の抑制効果を高くするためには、目立ちやすいボックス型やバレット型がおすすめです。
ただし、来客があった際に威圧感を与えたくないという場合は、柔らかい雰囲気のドーム型を選びましょう。
設置場所2 駐車場・駐輪場
戸建て住宅の駐車場や駐輪場に防犯カメラを設置する際は、目立つボックス型やバレット型かつ夜間撮影可能な機種を設置しましょう。
すぐ目に入る機種ほど威嚇効果が高いので、犯行を抑制できます。
具体的には、以下のような犯罪行為を抑制できるようになります。
戸建て住宅の駐車場・駐輪場で起こりやすい犯罪行為
- 自動車や自転車へのイタズラ
- 車上荒らし
- 自転車の盗難
また、これらの犯罪行為が行われるのは夜22時~朝6時の暗い時間帯がほとんどです。
万が一犯罪行為を実行されてしまった際、映像を残して犯人特定に繋げるために、夜間撮影が可能な機種の設置をおすすめします。
設置場所3 庭
戸建て住宅の庭に防犯カメラを設置する際は、家に面している道路からよく見える位置に設置しましょう。
外からよく見える場所に防犯カメラを設置すれば、防犯意識の高い家だというアピールになります。
犯罪行為をしようと思っている不審者が、わざわざ防犯意識が高そうな家をターゲットに決める可能性は低く、被害にあいにくくなることが期待できます。
設置場所4 裏口・勝手口
戸建て住宅の裏口や勝手口に防犯カメラを設置する際は、目立つボックス型やバレット型を死角ができない位置に設置しましょう。
裏口や勝手口自体が目立ちにくい場所にあり、不審者に狙われやすいポイントなので、セキュリティ対策していると分かりやすくして犯罪を抑制することが重要です。
また、どこが死角になっているかを確認して、その死角を補うように設置すると証拠が残しやすくなります。
設置場所5 リビング
戸建て住宅のリビングに防犯カメラを設置する際は、丸みがあって雰囲気が柔らかいドーム型を設置しましょう。
ボックス型やバレット型は犯罪抑制効果が高いですが、威圧感があるので家族がくつろぐリビングには適していません。
ドーム型ならば家族が意識しすぎることなく過ごせます。
また、スマホ連携できるカメラを選べば、子供や高齢者、ペットなどの見守りカメラとしても活用しやすくなります。
戸建て住宅に設置する防犯カメラの費用相場
戸建て住宅に防犯カメラを設置する際にかかる費用の相場は、カメラ1台の場合で15万円前後です。
ただし、設置するカメラや録画機器の機種、カメラの台数や設置場所によって費用は変動します。
防犯カメラ設置にかかるトータル費用には、以下のような費用が含まれます。
防犯カメラ設置にかかる費用の項目
- 防犯カメラの購入費用
- 録画機器の購入費用
- モニターの購入費用
- ケーブルの購入費用
- 設置工事費用
戸建て住宅に防犯カメラを設置する前に押さえておきたい注意ポイント
戸建て住宅に防犯カメラを設置するときには、いくつかの注意点もあります。
ネット販売されている格安カメラはおすすめできない
戸建て住宅に設置する防犯カメラを選ぶ際、ネット上で販売されている安すぎる製品を買わないよう注意しましょう。
なぜなら、安く済ませようと機材だけ準備しても、業者は取り付け対応してくれないケースが多いからです。
ネット販売の安い機材はメーカーに連絡がつかないことが多く、故障時の対応が難しいため、業者は信頼できるメーカー以外の機材を扱うことを避けます。
機材が無駄にならないよう、大手メーカーの機材を選ぶか、設置業者に機材の選定から任せることをおすすめします。
関連記事>>防犯カメラの選び方とおすすめメーカー
素人の取り付けは難しい
戸建て住宅に防犯カメラを設置する際、業者に頼まずに自分で取り付けをするのはやめましょう。
素人が取り付けると故障のリスクが上がったり、死角ができやすくなったり、撮影がうまくできなかったりといったトラブルが起こりやすいからです。
また、個人で設置すると故障時のサポートを受けづらいというデメリットもあります。
近隣住民のプライバシーに配慮する必要がある
戸建て住宅に防犯カメラを設置する際、近隣住宅のプライバシーを侵害しないように気を付けましょう。
設置する前にお知らせをしたり、もし近隣住宅が撮影範囲に入る場合には了承を得たりする必要があります。
了承を得られなかった場合は、一部だけ撮影されないように設定できるプライバシーマスク機能のある機種を選ぶのをおすすめします。
防犯カメラの死角をなくす方法
こちらの記事では、防犯カメラにおける死角はどこなのかから、なくすべき理由はなにか、どのような点に気を付ければなくせるのかまで解説します。
防犯カメラを設置しただけで防犯対策はばっちりだと安心してしまいがちですが、防犯カメラには死角が存在します。
防犯カメラを取り付けたいと思っている建物の管理者様は、設置後に肝心のシーンが録画できなかったということにならないよう、ぜひ一度チェックしてみてください。
防犯カメラを設置し、戸建て住宅の防犯対策を強化しよう!
いかがでしたでしょうか。
戸建て住宅に防犯カメラを設置する際には、1台で15万円前後かかるので、設置場所ごとにポイントを押さえて効果を高めましょう。
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また、自社施工であるため、エレベーターにも取り付けが可能です。
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