
IPカメラは、LANケーブルやハブを用いてネットワークに接続し、撮影した映像や音声データをパソコンやスマートフォンへ転送できるカメラです。カメラに割り当てられたIPアドレスを指定することで、離れた場所からでもリアルタイムで映像を確認できます。
録画機器もネットワークに接続することで、カメラと同じIPアドレス帯で簡単に録画・保存を行うことが可能です。複雑な配線工事が不要な点も大きなメリットです。
ただし、IPカメラは大容量の映像データを送受信するため、専用ネットワークを構築するか、回線容量に余裕を持たせる必要があります。既存のネットワークに直接接続すると、インターネットの通信速度に影響を与える可能性もあるため注意が必要です。
目次
IPカメラの種類と選び方
IPカメラは設置環境や用途に応じてさまざまな種類があります。
- 屋内用/屋外用
- 据え置き型/天井・壁取り付け型
- パン(横振り)・チルト(縦振り)機能の有無
- 赤外線撮影、音声録音、プライバシーマスキングなどの機能
- 解像度(画素数)
必要な機能と設置場所の条件を照らし合わせて、適切なモデルを選定することが重要です。
遠隔監視におすすめのIPカメラ機種
WTW-IP886
スマートフォンやタブレットで映像を確認できる遠隔監視対応のIPカメラ。PCを使用すれば最大36台の同時表示が可能で、複数拠点の一括管理にも向いています。
WV-SFV311
パナソニック製のドーム型IPカメラ。専用のコーデックエンジンにより、フルHD画質を毎秒60フレームで出力。なめらかで高精細な映像を実現。設定操作はウェブブラウザ上から簡単に行えます。
WTW-PRP75HE
屋内外で使用可能な高解像度(220万画素)のIPカメラ。ライブ映像はスマホやタブレットでも閲覧でき、特定のエリアを見えなくするマスキング機能も搭載。ATMやテンキー操作盤など、プライバシーが求められる場所でも安心して使用できます。
遠隔監視は、防犯だけでなく従業員の動向管理や業務改善にも役立ちます。用途に合ったカメラとネットワーク構成を選
