戸建て(家庭向け)に防犯カメラを設置するときの注意点・設置場所

「防犯カメラを一戸建てに設置したい!」と思っていても、どこに設置するのが良いのか分からなければ、悩んでしまいますよね。防犯カメラを導入する際は、設置場所や注意点の把握が大切になってきます。

この記事では、一戸建てへ防犯カメラを導入する際に、知っておきたい情報について解説していきます。一戸建てへの防犯カメラ設置を検討している方は、ぜひご確認ください!

目次

家庭用・戸建て向け防犯カメラ設置の目的

一戸建てに防犯カメラを設置する目的は、大きく分けて3つ考えられます。

  1. 泥棒や空き巣の侵入防止のため
  2. 駐車場への侵入や車上荒らしを防ぐため
  3. 外出中ペットの様子を見守るため

それぞれどんな効果があるのかを、詳しく見ていきましょう。

泥棒や空き巣の侵入防止のため

防犯カメラを設置する目的としてもっとも多いのが、泥棒・空き巣への対策です。

目立つ場所への防犯カメラ設置は侵入への対策になるうえ、万が一何かを盗難されても、映像があれば迅速な犯人特定・逮捕が期待できます。

駐車場への侵入や車上荒らしを防ぐため

駐車場は外部から侵入しやすい造りのものが多いため、車に傷を付けるなど、いたずらされやすい環境にあります。

目立つ場所への防犯カメラ設置で、車へのいたずらや車上荒らしへの対策に繋がります。

外出中ペットの様子を見守るため

防犯カメラは室内に取り付けて、ペットの様子を見守れます。

ペットを飼っていると、留守にしている間にいたずらをしていないか、寂しがっていないか、心配になってしまいますよね。スマホでいつでも映像確認ができるタイプを設置すれば、ペットだけのお留守番も安心です。

家庭用・戸建て向け防犯カメラの設置場所

一戸建ての防犯カメラは、どこに設置するのが効果的でしょうか?おすすめの設置場所は下記の通りです。

  1. 玄関
  2. 駐車場
  3. 勝手口
  4. 子ども・ペットがいる部屋

順番に見ていきましょう。

玄関

玄関への防犯カメラ設置は、泥棒や空き巣からの犯罪防止・ストーカーや強引なセールスへの対策として非常に効果的です。

また、玄関にしっかりした防犯カメラを設置することで、防犯意識の高い家という印象を与えられます。

駐車場

駐車場への防犯カメラ設置は、いたずら・車上荒らしへの対策として非常に効果的です。「防犯カメラ作動中」のステッカーと防犯カメラを併用すると良いでしょう。

勝手口

勝手口への防犯カメラ設置は、泥棒・空き巣からの犯罪防止として非常に効果的です。勝手口は人目に付かない場所にあることが多いため、人感センサーライト付きの防犯カメラなどを設置すると良いでしょう。

子ども・ペットがいる部屋

子ども・ペットがいる部屋への防犯カメラの設置は、留守中の見守り用として非常に効果的です。

スマホでいつでも映像確認ができるタイプの防犯カメラを用意しておけば、急に外出の用事ができても安心ですね。

家庭用・戸建て向け防犯カメラの特徴と費用相場

一戸建てへの防犯カメラ設置方法は複数存在します。

  • DIY
  • 防犯カメラ設置業者
  • 警備会社

それぞれの特徴と費用相場を見ていきましょう。

DIY

DIYでの防犯カメラ設置は、個人で作業を行わなくてはいけない代わりに、費用が安く済むのが特徴です。

1台10万円ほどの防犯カメラを4台設置した場合、かかる費用は55万円ほどになるでしょう。

注意点として、電気工事士の資格を持っていない場合は配線工事を行えません。この場合、工事が不可能なので費用も安く済みます。

電気工事士の資格を持っている場合は、工事を行う本格的な防犯カメラの設置も可能なので、DIYにかかる金額も上がるでしょう。

関連記事>>防犯カメラを自分(DIY)で設置できるのか

防犯カメラ設置業者

もっとも一般的な防犯カメラの設置方法です。人件費などの費用が増える代わりに、プロの業者が適切な設置をしてくれるのが特徴です。

防犯カメラなどの機材の料金プラス10~20万円ほどがかかります。DIYに比べて費用はかかりますが、短時間での設置・自分で作業をしなくても良いといったメリットも存在します。

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警備会社

個人宅への警備会社の防犯カメラサービスです。警備員の駆けつけサービスなど、独自のサービス方針が特徴です。

会社によって料金形態はさまざまで、防犯カメラのレンタル・買い切り・駆けつけサービスの追加などで大きく変動します。防犯カメラ設置業者よりは高い設置金額の会社がほとんどですが、防犯への安心面では随一の設置方法です。

1台からでも設置できる会社がほとんどなので、場所に合わせて使い分けるのも良いでしょう。

家庭用・戸建て向け防犯カメラ設置の注意点

一戸建てに防犯カメラを設置する際、注意しなければならない点が複数存在します。

  • 防犯カメラの死角を作らない
  • 防犯カメラ設置をアピールする
  • 他人のプライバシーに配慮する
  • メンテナンスしにくい場所の設置は避ける

それぞれの注意点について見ていきましょう。

防犯カメラの死角を作らない

防犯カメラを設置するにあたって、死角を作らないのがなにより大切です。死角があれば、泥棒や空き巣はその位置を狙ってくるでしょう。

対策として、自分でモニターを確認し、映っていない場所がないかどうかをチェックするのが大切です。複数の防犯カメラをさまざまな角度から設置するのも手ですね。

関連記事>>防犯カメラの死角をなくす方法

防犯カメラ設置をアピールする

外からハッキリと見える位置に防犯カメラを設置した方が、より犯罪の抑止へと繋がります。

防犯意識の高い家は泥棒・空き巣にとって侵入するリスクが高いため、狙われにくい傾向にあります。「防犯カメラ作動中」などのステッカーも周囲に貼り、積極的に防犯カメラをアピールしましょう。

他人のプライバシーに配慮する

防犯カメラを設置する際、気を付けなければいけないのがプライバシーへの配慮です。

防犯カメラの向きが敷地外や隣の家へ向いている場合、プライバシーの侵害に当たる可能性があります。設置する際は、自分の敷地内だけが映るように気を付けましょう。

メンテナンスしにくい場所の設置は避ける

防犯カメラは設置したあとも、定期的なメンテナンスが必要です。

普段は手の届かない高所などに設置してしまうと、メンテナンスの度に大変な思いをするでしょう。防犯カメラを設置する際は、なるべく手の届きやすい、メンテナンスしやすい場所を選ぶと良いですね。

関連記事>>防犯カメラの設置方法・場所・注意点

家庭用・戸建て向け防犯カメラのNGな設置方法

防犯カメラには、やってはいけない設置方法が複数存在します。

  • 強い光が当たる場所に設置
  • 簡単に壊される場所に設置
  • 屋内用を屋外に設置

知らずにNGな設置方法をしてしまうと、防犯カメラの効果が半減してしまうこともあります。そうならないためにも、注意点について見ていきましょう。

強い光が当たる場所に設置

西日などの強い光が当たっていると、防犯カメラはうまく映像を映せなくなります。そういったタイミングで泥棒・空き巣に狙われてしまうと、証拠を残せなくなってしまいます。

防犯カメラを設置する際は、設置場所や角度に気を付けると良いでしょう。

簡単に壊される場所に設置

防犯カメラは目立つところに置く方が、泥棒・空き巣の対策になります。

しかし、あまりにも手の届きやすい位置に防犯カメラを設置していると、簡単に破壊されてしまう恐れがあるのです。破壊以外にも過度に低い位置にあるカメラは、何かを被せて使えなくすることができてしまいます。

簡単に破壊できるような、過度に低い位置などには防犯カメラを設置しないように気を付けましょう。

屋内用を屋外に設置

防犯カメラには屋内用と屋外用が存在します。

基本的に、屋内用よりも屋外用の方が頑丈な造りになっており、防水機能なども付いています。屋内用は屋外用よりも安いものが多いですが、頑丈ではありません。

屋内用のカメラを屋外に設置すれば、土埃や雨ですぐに故障してしまうでしょう。設置場所に合った防犯カメラを選ぶのが大切ですね。

家庭用・戸建て向け防犯カメラの選び方

防犯カメラを選ぶ際には、用途に合った種類を選ぶのが重要ですが、とくに大切な4つの要素が存在します。

  1. 200万画素数以上
  2. 有線タイプ・無線タイプの使い分け
  3. 夜間の撮影には赤外線暗視カメラ
  4. 用途・設置場所に合ったカメラ

以降では4つの要素について見ていきましょう。

200万画素数以上を選ぶ

カメラには「画素」というものがあります。これは、画面の中にいくつの点を表示できるのかというピクセル総数のことです。画素が少なければモザイクアートのような映像に、画素が多ければ高解像度のハッキリとした映像が映ります。

防犯カメラは有事の際、犯人の顔を確認する必要があります。顔までハッキリと映すためには、200~400万の画素数が求められるので、最低でも200万画素の防犯カメラを導入すると良いでしょう。

有線タイプと無線タイプの特徴を理解する

防犯カメラには有線タイプと無線タイプが存在します。無線タイプはワイヤレスとも呼ばれていますね。

有線タイプの防犯カメラはハードディスクと繋げることで、映像をハードディスクに保存するタイプ。無線タイプはWi-Fiなどを利用して、インターネット上に映像を保存するタイプです。

無線タイプは持ち運びがしやすく、設置も簡単なので、とくに室内への設置でよく利用されています。注意点として、インターネットの回線速度が安定しないところではうまく映像を保存できない場合があります。

絶対に綺麗な映像が保存されていなくては困るといった場所には、有線タイプの方が安心感があるでしょう。

夜間の撮影には赤外線暗視カメラを選ぶ

玄関など夜間も撮影する可能性がある場所への設置は、ナイトモード付きの防犯カメラが良いでしょう。夜間撮影に適した防犯カメラには赤外線照射機能などが付いており、暗い場所での撮影も可能です。

また、赤外線暗視カメラに照射距離の項目があった場合、暗闇の中で撮影できる距離を表しています。事前に撮影が必要な距離を調べておくと後悔せずに済みます。

用途・設置場所に合ったカメラを選ぶ

防犯カメラにはさまざまな種類が存在しています。場所・用途と防犯カメラのタイプを合わせることが大切です。

夜間撮影がメインの場所に暗視ではないカメラを設置してしまったり、インターネットの回線速度が遅い場所に無線カメラを設置してしまったりしては、防犯カメラの意味が全くありません。

事前に必要な防犯カメラのタイプを把握して、必要な要素の付いている防犯カメラを購入すると良いでしょう。

関連記事>>家庭用防犯カメラを選ぶポイント

防犯カメラを一戸建てに設置する際のポイント

いかがだったでしょうか。

防犯カメラを一戸建てに設置する際のおすすめの設置場所・設置方法などについて解説しました。

防犯カメラは犯罪防止に屋外に設置するだけではなく、屋内に設置して子どもやペットの見守り用としても利用が可能です。

一戸建てへの防犯カメラの設置方法はDIY・業者・警備会社の3種類がありました。会社によってもそれぞれ違った特徴があるので、気になった方は見積もりを取ってみるのも良いでしょう。

また、防犯カメラにはさまざまな種類があり、場所や用途に合ったカメラを設置しなければ、うまく映らなかったりすぐ故障してしまったりします。そういった事態を防ぐためにも、注意点や特徴を確認してから防犯カメラを導入しましょう!

 

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