マンションやビルの管理者様の中には、管理している建物の様子を常に把握しておきたい方もいらっしゃるでしょう。
そんな管理者様には、防犯カメラをスマートフォンと連動させて、録画データをどこにいてもリアルタイムで確認できるように設定するのがおすすめです。
この記事では、防犯カメラをスマホ連動させて遠隔地からデータを見る方法を紹介します。
管理している建物で起こったトラブルにいち早く気づけるように、ぜひ本記事を参考にカメラをスマホと連動させてみてください。
目次
防犯カメラをスマホ連動させて映像を見る方法
防犯カメラをスマホ連動させて映像を確認するための方法はいくつかあります。
ここでは、3つの通信方法と2つの閲覧方法を紹介します。
3つの通信方法
防犯カメラをスマホ連動させる通信方法は以下の3種類です。
固定のIPアドレスを使って通信する
防犯カメラをスマホ連動する際、固定のIPアドレスを取得して使う通信方法を選ぶことが可能です。
通常、防犯カメラの機器は割り当てられるIPアドレスは変動します。
固定のIPアドレスを使いたい場合は、プロバイダーに月額料金を支払い、固定IPアドレスを取得する必要があります。
固定のIPアドレスを使うのが最も安定している通信方法なので、他の方法よりも繋がりやすいです。
DDNSを使って通信する
防犯カメラをスマホ連動する際、DDNSを使う通信方法も選べます。
DDNSとは、ダイナミック・ドメイン・ネーム・サービスの略称です。
IPアドレスは変動してしまうので、ホスト名と紐付けすることによってクラウド側からIPアドレスを特定できるようにします。
DDNSは無料で提供しているメーカーが多いですが、しばらくアクセスしないと接続が切れてしまったりサービスが終了してしまったりするケースもあります。
P2P方式を使って通信する
防犯カメラをスマホ連動する際、P2P方式を使う通信方法も選べます。
P2P方式とは、ピア・ツー・ピア方式の略称です。
カメラや録画機器につけられているQRコードをスマホで読み取って連動させます。
P2P方式は通信する端末が多くても繋がりやすいですが、QRコードを読み込めば誰でもデータを確認できてしまうという問題もあります。
2つの閲覧方法
防犯カメラをスマホ連動させてデータを閲覧する方法は以下の2種類です。
Webブラウザーを利用して閲覧する
防犯カメラをスマホ連動する際、Webブラウザーを利用する閲覧方法を選べます。
何もインストールする必要がありませんが、対応可能なブラウザーが限定されている機器もあるので事前確認が必要です。
アプリを利用して閲覧する
防犯カメラをスマホ連動する際、アプリを利用する閲覧方法も選択することが可能です。
アプリを端末にインストールして、カメラとスマホを連動させます。
関連記事>>クラウドカメラとは?メリット・デメリット
オススメの防犯カメラスマホアプリ「iPOliS mobile」
ここでは、防犯カメラをスマホ連動させる際におすすめのアプリ「iPOliS mobile」を紹介します。
無料で提供されているアプリですが、離れた場所に設置されている複数の防犯カメラをまとめて管理することが可能です。
また、使っている端末がandroidとiPhoneどちらでも利用できます。
防犯アカメラをスマホ連動させて映像を見るときの注意点
防犯カメラをスマホ連動させると簡単に録画データを見られるようになりますが、いくつか注意点があります。
スマホの通信料が高くなる
防犯カメラをスマホ連動する際、頻繁に録画データを確認していると、スマホの通信料が高くなってしまうケースがあるので要注意です。
映像データの容量は大きいので、契約している通信料を超えて追加料金が発生しないよう、Wi-Fiを利用したりパソコンから確認したりしましょう。
通信速度の影響を受けやすい
防犯カメラをスマホ連動させる場合、通信速度の影響を受けやすい点にも注意しましょう。
スマホやWi-Fiが通信制限されている状態だと、うまく録画ができなかったり録画データを閲覧するのに時間がかかることがあります。
防犯カメラをスマホ連動するのであれば、データの保存・出力に問題が起こらないように、通信制限を受けていない状態で使用しましょう。
Wi-Fi接続を妨害されるケースがある
Wi-Fi接続で防犯カメラをスマホ連動させる場合、Wi-Fi妨害装置によって接続できなくなるリスクがあります。
犯罪行為をしようとしている人が妨害装置を使った場合、肝心の犯行現場の撮影データが保存できません。
Wi-Fi接続する場合は妨害装置を使われるリスクも頭に入れておきましょう。
防犯カメラをスマホ連動させるなら最適な通信方法や閲覧方法を選択しよう
いかがでしたでしょうか。
防犯カメラをスマホ連動させる際には、いくつかの通信方法や閲覧方法から、自分が希望する方法を選べます。
ただし、連動させる上でいくつか気を付けるべき点があるので事前にチェックしましょう。
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