防犯カメラの設置方法と設置場所、注意点も

あると便利な防犯カメラですが、設置の仕方や効果的な設置場所、防犯カメラの選び方についてなど、設置に必要な情報をすべて把握している方は少ないのではないでしょうか?

わざわざ防犯カメラを設置しても、設置の仕方や選び方を間違えていれば効果は半減してしまいます。

この記事では、防犯カメラを設置する際に知っておきたい情報について解説していきます。防犯カメラの設置を検討している方は、ぜひご確認ください!

防犯カメラの設置方法

防犯カメラの設置方法は2つあります。

  1. 防犯カメラ設置業者に依頼する
  2. 自分で設置する

それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

防犯カメラ設置業者に依頼

まずは業者に防犯カメラを設置してもらう場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

業者に依頼するメリット

業者が防犯カメラの取り付け作業をしてくれるので、自分で何かをする必要がありません。危険な作業などを自分で行わなくて良いので、安心ですね。

防犯カメラの取り付け方にこだわり・疑問がある場合も、プロの業者に相談ができます。取り付け後にトラブルが起きても、保証内なら対応してもらえるでしょう。

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業者に依頼するデメリット

業者に設置を依頼するとなると、自分で設置するよりも依頼料や人件費など、かかる費用は多くなってしまいます。

また、初めて依頼する場合、その業者の技術力がわからないといった問題も出てきます。業者について、事前にリサーチする必要があるでしょう。

自分で設置する

次に、自分で防犯カメラを設置する場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

自分で設置するメリット

自分で防犯カメラを設置すると、機材以外の費用がかかりません。取り付け費用を節約したいなら、自分で設置するのが一番ですね。

最近では配線工事の必要ない、簡単に取り付けられる防犯カメラなども増えてきています。自分で設置する場合は、カメラ選びの時点から設置しやすいものを選ぶと良いでしょう。

自分で設置するデメリット

自分で防犯カメラを設置するには、機材についての知識が必要になってきます。機材についての知識が不足していると、「ケーブルはどこに繋げれば良いのか?」など、わからないことが多くてうまく設置できないかも知れません。

また、設置の際に配線工事が必要な防犯カメラは、電気工事士の資格がないと取り付けられません。防犯カメラを購入するときは注意しましょう。

 

関連記事>>防犯カメラを自分(DIY)で設置できるのか?

効果的な防犯カメラの設置場所

防犯カメラを付ける目的や効果を発揮する防犯カメラの設置場所は、下記の建物のタイプによって変わってきます。

  • 戸建て
  • マンション

以降では、建物のタイプ別に効果的な防犯カメラの設置場所を見ていきましょう。

戸建て

戸建てに防犯カメラを設置する主な目的は泥棒・空き巣からの犯罪防止です。他には車両・建物へのいたずら防止などが考えられます。

また、戸建てに防犯カメラを設置する場合は「防犯カメラ作動中」などのステッカーを貼ってアピールするのも効果的です。

 

関連記事>>戸建て(家庭向け)に防犯カメラを設置するときの注意点・設置場所

玄関

玄関への防犯カメラ設置は、泥棒・空き巣からの犯罪防止、ストーカーや強引なセールスへの対策に繋がります。

ハッキリとした顔の映像を残せるので、犯罪への抑止力になるでしょう。また、玄関に目立つ防犯カメラがあると「防犯意識の高い家」だと思わせることができ、泥棒・空き巣への対策になります。

駐車場

駐車場への防犯カメラ設置は、車上荒らしへの対策に繋がります。

駐車場は外部からも、家の中からも見えにくい造りのものが多いので、内部に防犯カメラを設置するのはとても有意義です。車の付近に「防犯カメラ作動中」のステッカーを貼り、防犯カメラの存在をアピールしましょう。

勝手口

勝手口への防犯カメラ設置は、泥棒・空き巣からの犯罪防止に繋がります。

勝手口は通常、家の裏側にあります。泥棒・空き巣からすると、人目に付かない場所なので、侵入経路として目を付けられやすい場所です。人感センサーライト付きの防犯カメラなどを設置すれば、泥棒・空き巣への対策になるでしょう。

外部から見えない窓

外部から見えない窓への防犯カメラ設置は、泥棒・空き巣からの犯罪防止に繋がります。

勝手口と同じく、泥棒・空き巣からすると人目に付かない場所なので、侵入経路として目を付けられやすい場所です。こちらも人感センサーライト付きの防犯カメラなどを設置することで、泥棒・空き巣への対策になるでしょう。

駐輪場

駐車場への防犯カメラ設置は、自転車泥棒への対策に繋がります。

自転車泥棒は傘の泥棒などと同じく「カジュアルクライム」と呼ばれ、衝動的な盗難の被害に遭いやすい傾向があります。

とくに高級な自転車・バイクを所有している方は注意が必要です。高級な自転車・バイクを所持していなくても、サドルだけを盗まれる場合もあるので、見えやすい位置に防犯カメラ・「防犯カメラ作動中」のステッカーを貼るのが大切です。

マンション

マンションに防犯カメラを設置する主な目的は、いたずら・ストーカーへの対策です。防犯カメラを導入すると、共有部分でのトラブル防止にも繋がります。

駐車場

駐車場への防犯カメラ設置は、車上荒らしへの対策に繋がります。

マンションの駐車場は、マンション内部からは確認できない造りのものがほとんどなので、知らぬ間に車にいたずらをされても気づけません。防犯カメラが設置されていれば、安心できますね。

エレベーターホール

エレベーターホールへの防犯カメラ設置は、いたずら・ストーカーへの対策に繋がります。

エレベーター内部での犯罪は意外にも多いので、防犯カメラが設置されていると安心ですね。エレベーターの台数が少ない場合は内部に、台数が多く費用が足りない場合は、1階のエレベーター乗り場に設置するのがメジャーな設置方法です。

エントランス

エントランスへの防犯カメラ設置は、マンションで起きるすべてのトラブルへの対策に繋がります。

マンションに入る際はエントランスを通るので、エントランスに防犯カメラがあれば、マンションに入ってきた人全員の顔を残せます。住人からしても、エントランスに防犯カメラが設置されているのは安心感がありますね。

ごみ捨て場

ごみ捨て場への防犯カメラ設置は、いたずら・トラブルへの防止に繋がります。

住人ではない方が、分別していないごみをマンションのごみ捨て場に捨てていくケースがあります。この場合、防犯カメラで証拠を撮っておかないと、マンションオーナーが自腹でごみを処分しなくてはいけないことも。

また、ごみ捨て場への防犯カメラ設置は、住民同士のごみ出しトラブルへの防止にも繋がるでしょう。

防犯カメラ設置の費用

防犯カメラを設置する場合、費用がどれくらいかかるのか?というのは気になる点ですね。

  • 防犯カメラ導入にかかる費用相場
  • クラウドサービスを利用した場合の費用相場

それぞれの費用相場を見ていきましょう。

防犯カメラ導入にかかる費用相場

防犯カメラ本体の価格は1台5,000円~10万円と幅広く、性能などによって大きく変わります。一軒家での防犯カメラ導入では大体4台ほどを設置するため、「本体価格×4台+ケーブル代」などが導入にかかる費用の合計になります。

1台10万円のカメラを4台設置した場合、かかる費用は合計で55万円ほどになるでしょう。

もちろん、購入する防犯カメラを安価なものにすれば、導入にかかる費用を抑えられます。しかし、あまりにも安価な防犯カメラを購入し、画質が悪く使い物にならなければ本末転倒です。値段だけではなく、性能を加味したうえで判断すると良いでしょう。

安く抑えるクラウドサービスの場合

クラウド録画サービスの価格は会社にもよりますが、月額1,000円~2,500円ほどで利用ができます。

通常、防犯カメラを設置する場合は映した映像の保存のために、ハードディスクドライブなどの録画機器を用意する必要があります。ハードディスクは1万~5万円ほどの値段がするうえ、定期的なメンテナンス・数年に1度の買い替えも必要です。

防犯カメラの録画データをクラウド録画サービスで保存する場合、ハードディスクを用意しなくて良いというメリットがあります。

 

関連記事>>防犯カメラを設置する際の費用相場

防犯カメラの取り付ける際の注意点

防犯カメラを設置する際には、気を付けなければいけない点がいくつかあります。間違った設置の仕方をすれば、防犯カメラを用意した意味がなくなってしまうことも…。

そうならないためにも、防犯カメラを設置する際の注意点を見ていきましょう。

防犯カメラの設置場所

防犯カメラを設置するにあたって、死角を作らないのがなにより大切です。死角があれば、泥棒や空き巣はその位置を狙ってくるでしょう。対策として、自分でモニターを確認し、映っていない場所がないかどうかをチェックするのが大切です。

どうしても現在の数の防犯カメラで死角をなくすのが難しい場合は、防犯カメラの追加も検討しましょう。また、玄関に設置する場合は顔の映る位置に設置するなど、目的に合わせた設置場所も意識すると良いですね。

防犯カメラが撮影できる範囲

防犯カメラの種類によって、撮影できる範囲は変わります。購入前の防犯カメラでも、撮影範囲は画角や撮影距離から計算で導き出すことが可能です。

また防犯カメラは種類によって、焦点距離というピントの合う距離が決まっています。購入前に設置場所と撮影対象の距離を計算しておき、それに合わせた焦点距離の防犯カメラを用意するのが大切ですね。

関連記事>>防犯カメラの死角をなくす方法

設置場所に合う防犯カメラ選び

設置場所に合った防犯カメラを選ぶのも大切です。例えば屋外に設置するのなら、防水仕様や、夜間でも映るタイプの防犯カメラが求められます。人目のない場所に設置する場合は、人感センサーライト付きの防犯カメラも有用です。

一方、屋内に設置するのなら、シンプルなデザインやコンパクトなものが最適ですよね。また、防犯カメラによって映りやすい明るさは違うので、設置場所の状態に合わせるのが大切です。

防犯カメラ設置の用途

防犯カメラを購入する前に、「何の目的で防犯カメラを設置するのか」、「どこを映したくて防犯カメラを用意するのか」といった内容を決めておくのが大切です。

設置の目的に合わせて、必要な防犯カメラの台数やタイプは変わってきます。上記の項目を参考に、自分が必要としている防犯カメラのタイプを把握するのが大切です。もし一人ではわからない場合、業者に相談するのも一つの手ですね。

防犯カメラを設置していることをアピールする

防犯カメラを設置する際、外からハッキリと見える位置に設置した方が、より犯罪の抑止へと繋がります。

とくに、家の裏口付近は人の目がないと判断され、泥棒・空き巣に侵入されやすい場所です。また、見えない位置の防犯カメラだと、泥棒・空き巣の犯罪の瞬間をとらえていても、「隠し撮りされた」とイチャモンをつけられてしまうかも知れません。

外から見える位置に防犯カメラを設置し、撮影していることをアピールしましょう。この際、「防犯カメラ作動中」などのステッカーを貼って防犯カメラをアピールするのも非常に効果的です。

防犯カメラを設置する際に知っておきたい情報

いかがだったでしょうか。防犯カメラの設置方法は、業者に依頼するのと自分での設置、それぞれにメリット・デメリットがあることがわかりました。

また、戸建てとマンションで、防犯カメラを設置すべき場所は変わってきます。防犯カメラを設置する用途を踏まえて、効果的な場所に設置しましょう。

防犯カメラの設置費用については、カメラの種類で大きく値段が変動するのがわかりました。ハードディスク代を節約したいなら、クラウド録画サービスの利用を利用するのが良いでしょう。

防犯カメラを設置する際は、何のために防犯カメラを設置するのかという用途をハッキリさせたうえで、用途に合わせた防犯カメラの選択・台数の判断が必要になってきます。自分一人での判断が難しい場合は、専門の業者に相談するのも手です。

 

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