防犯カメラを設置しただけで防犯対策はばっちりだと安心してしまいがちですが、防犯カメラには死角が存在します。
この記事では、防犯カメラにおける死角はどこなのかから、なくすべき理由はなにか、どのような点に気を付ければなくせるのかまで解説します。
防犯カメラを取り付けたいと思っている建物の管理者様は、設置後に肝心のシーンが録画できなかったということにならないよう、ぜひ一度チェックしてみてください。
目次
防犯カメラの死角とは
ご存知の方も多いでしょうが、死角とはある角度からは見られない範囲を指します。
防犯カメラにおける死角は、カメラで撮影できる範囲外のことです。
ブラインド領域ともいわれます。
具体的には、カメラの近くや真下、棚や荷物で遮られてしまう場所などが死角になります。
防犯カメラを設置する際に死角をつくらないほうがよい理由
防犯カメラを設置する際に、死角ができないよう気を付けるべき理由は2つあります。
証拠映像が撮影できないリスクが上がる
防犯カメラを設置していても死角があれば、その範囲内の様子は記録できません。
そのため、犯罪行為やトラブルが起こった際に、映像を確認しても証拠が残っていない場合があります。
確実に証拠を残して犯人特定やトラブル解決につなげるために、死角がなくなるようにカメラを設置しましょう。
犯罪抑制効果が弱くなってしまう
防犯カメラを設置すると、証拠になる映像を残したくないと思わせて犯罪行為を抑制できます。
しかし、死角があると気付かれると、その範囲内であれば記録が残らないから犯罪行為をしてもバレなさそうだと思われてしまうかもしれません。
せっかく防犯カメラを設置するのであれば、犯罪抑制効果が高くなるように、死角ができない工夫をしましょう。
死角をなくす方法
では、死角をなくすように防犯カメラを設置するためにどんな工夫をすればよいのでしょうか。
複数台のカメラを設置する
防犯カメラを設置するときに、1台だけではなく複数台使うようにすると、死角をなくすことが可能です。
1台しか設置しないと、カメラ近くや真下などはどうしても撮影範囲外になってしまいます。
そういった範囲を補うために、もう1台カメラを設置するのがおすすめです。
また、棚や荷物などで死角ができている場合は、そこをカバーするためのカメラを増設するようにしましょう。
ドーム型カメラを選ぶ
防犯カメラを設置するときに、ドーム型カメラを選ぶと、なるべく少ない台数で死角をなくすことが可能です。
ドームカメラはほかの種類と比べて撮影できる範囲が広く、360度を1台でカバーできる機種もあります。
死角はなくしたいけれど、雰囲気を壊さないようにあまり多い台数は設置したくないという場合におすすめです。
防犯カメラの形状の種類
上でふれたように、防犯カメラの形状によって撮影できる範囲が違います。
ここでは防犯カメラの形状の種類を紹介します。
バレット型
バレット型防犯カメラは、本体をカバーするハウジングが元々ついている筒状の形をしたカメラです。
よく屋外に設置されるので、ほとんどの機種が防水加工されています。
バレット型はドーム型と比べて撮影範囲が狭く、どこを向いているかも分かりやすいので死角がばれやすい弱点があります。
一方で、威圧感のある見た目なので犯罪抑制効果が高いという点は強みです。
ボックス型
ボックス型防犯カメラは、箱のようなケースで覆われたカメラです。
屋内用と屋外用どちらの機種もあります。
ボックス型もバレット型と同じく、ドーム型よりも撮影範囲が狭く、撮影している向きが分かりやすい弱点があります。
目立ちやすいので、犯罪抑制効果が高いという点は強みです。
ドーム型
ドーム型防犯カメラは、半円の形をしたカメラです。
屋内用の機種が多く、天井に取り付けられます。
ドーム型の中でも機種によって撮影範囲は異なり、180度の機種もあれば360度撮影できる機種もあります。
撮影範囲を広げるために魚眼レンズを使用したり、レンズをいくつも搭載したり、レンズが動くようにしたりなど工夫がされている機種が多いです。
また、丸みのある形なので部屋の雰囲気を壊しにくい強みもあります。
一方で、ドーム型は目立ちにくいので、他のタイプよりも犯罪抑制効果が低い点は弱みです。
防犯カメラの死角をなくすための対策しましょう
いかがでしたでしょうか。
防犯カメラを設置する際に、死角がなくなるように気を付けないと、問題のシーンが撮影できなかったり犯罪抑制効果が少なくなってしまったりします。
死角をなくすために複数台設置するか、ドーム型を選ぶようにしましょう。
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