住居に防犯カメラを設置する場合の犯罪抑止力について解説

防犯カメラを設置する大きな目的として「犯罪抑止力」を期待している人はかなり多く存在します。すでに不法侵入などで困っているという人もいれば、自身や家族の安全のために防犯カメラで犯罪の抑止力にしたいという人もいます。

ここでは、防犯カメラの犯罪抑止力がどの程度あるのかと、防犯カメラを設置して得られる効果、そしておすすめの設置場所をご紹介します。

目次

住居に防犯カメラを設置した時の犯罪抑止効果

世界を見渡してみると、防犯カメラを設置することで犯罪の発生率が抑えられる事実が多く報告されています。このことから、近年日本国内の多くの自治体で、防犯カメラ設置のための支援が進められているという事実があります。
防犯カメラがそこにあるだけで、犯罪者予備軍と呼ばれる人々の気持ちを沈め、犯罪を未然に防ぐことができるというのが、現在の定説です。

抑止力だけでなく犯罪解決にも繋がる

また防犯カメラは犯罪を未然に防ぐだけでなく、万一事件が起こってしまった際にも重要な証拠として提出することができます。防犯カメラは、誤魔化すことができない監視の目でもあるのです。

効果的な防犯カメラ設置が肝要

防犯カメラの効果を最も高めるには、効果的な設置が非常に重要です。せっかく防犯カメラを設置したにも関わらず、全く見当違いな設置をしてしまうと抑止力が働かないだけでなく、重要な犯罪の瞬間を撮り逃すことにもなりかねません。
特に犯罪者予備軍に向けて警告の意味で防犯カメラを設置するのであれば、少なくとも彼らがよく見える場所に防犯カメラを設置することがポイントです。

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その他の防犯カメラ設置効果

防犯カメラには、抑止力以外にもさまざまな効果が期待されます。ここでは防犯カメラに期待できる犯罪抑止力以外の設置効果を2つご紹介します。

仮に犯行が行われても証拠を撮影できる

防犯カメラを設置しても、残念ながら犯罪を完全に無くすことはできません。しかし防犯カメラを正しく設置していれば、いざ犯行が行われても証拠をきちんと撮影することができます。
特に犯罪の瞬間を映したもの、犯人の顔が映り込んでいるものは非常に重要な証拠になるので、何か犯罪の痕跡を見つけたら、まずは防犯カメラ映像を確認してみてください。

安心感を得ることができる

特に女性や体力が落ちてきた高齢者の方にとって、防犯カメラを設置しているという事実自体が大きな安心材料につながります。結果として防犯カメラに何も映っていなくても、それは「犯罪者を未然に防げている」という事実でもあります。
また仮に犯行が行われたとしても、防犯カメラ映像の有無で事件が解決する確率は大きく異なります。

【住居版】おすすめの防犯カメラ設置場所

近年では防犯カメラの価格が安くなってきているということもあり、個人として住居に防犯カメラを取り付けるという人が増えてきています。
ここでは住居に取り付ける前提で、防犯カメラのおすすめの設置場所をご紹介します。

屋外

屋外では、出入口と駐車場、建物の外周が主な設置箇所です。基本的には上から下に向かってカメラを向ける形で設置するので、もし取り付けられそうな柱や屋根がない場合は、ポールや杭を新たに設置する、また建物の壁を利用することなども検討できます。

出入口

出入口は、上方から入口に向かってカメラが向くような形で取り付けます。門があるなら門の屋根、玄関の屋根、存在するなら裏門などにも取り付ける必要があります。

駐車場

駐車場の場合、カーポートがあるならカーポートの屋根部分に設置するのが一番効果的です。また、カーポートがなくても家の壁でもいいですし、駐車場と家の間に段差があれば、駐車場の壁に取り付けることも可能です。

建物外周

特に周囲から死角となる柵や塀がある箇所が狙われやすいです。侵入する前後が撮影できるよう、少しだけ敷地外も映り込む角度で上部に設置しましょう。

屋内

屋内に防犯カメラを設置する場合、玄関と勝手口を上部から撮影するのが一般的です。また金品が置いてある場所にも合わせて設置しておくと、被害に遭った際に証拠として警察に提出することも可能です。

アパート・マンション

アパートやマンションの場合、屋外にはすでに管理会社が取り付けている防犯カメラが存在することも多いです。また共有エリアに個人が防犯カメラを設置することは不可能なので、基本的には玄関、そして女性が同居しているならベランダにも設置しておくと安心です。

一戸建て

犯罪抑止力を高める目的で、屋外をメインに設置するのが一般的です。駐車場や庭、他者から死角となりそうな塀や柵があるところはもちろん、玄関と勝手口にも防犯カメラを設置しておくと安心です。

防犯カメラに不審者が映った!その時取るべき対応とは?

この記事では、防犯カメラに不審者が映った際の対応と、万が一のために導入しておきたいグッズなどについてご紹介します。
防犯カメラを設置していると、時には不審者らしき人がカメラに映り込むことがあります。その際に適切な処置ができるかどうかで、その後に発生するトラブルを未然に防げる、もしくはトラブルが発生したとしても最小限の被害で抑えることが可能となります。
詳しく知りたい方は、是非こちらの記事をご覧ください。

防犯カメラに不審者が映った!その時取るべき対応とは?

防犯カメラは抑止力だけでなく証拠や安心材料としても活躍

総括して、防犯カメラは犯罪の抑止にかなり効果的であるということがお分かりいただけたと思います。近年では防犯対策というだけでなく、子供の見守りや高齢者の様子チェックなど、さまざまな場面で活用されるようになりました。犯罪者や犯罪者予備軍にとってはさらに監視の目が厳しくなってきているとも言えます。
防犯カメラ設置の助成が増えてきている今のうちに防犯カメラを設置することをおすすめします。

 

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