
防犯対策のためにダミーカメラを設置してみたくても、本物との見分け方があればバレてしまいそうだと不安になって躊躇しまうでしょう。
この記事では、ダミーカメラと本物の見分け方のポイントを解説します。
また、ダミーカメラを設置するメリット・デメリットと、見分け方が使えないようにするための対策方法も紹介します。
目次
防犯カメラのダミーの見分け方
設置されている防犯カメラが本物かダミーかの見分け方を紹介します。
見分け方1 素材が金属とプラスチックどちらか
本物の防犯カメラとダミーの見分け方としてまず紹介するのは、素材が金属かプラスチックかで判断する方法です。
金属なら本物、プラスチックなら偽物と見分けられます。
ただし、格安なダミーはプラスチック製の製品が多いですが、ある程度の値段であれば金属製の製品が一般的です。
見分け方2 LEDが点滅していないか
次に紹介するダミーと本物の見分け方は、LEDが点滅しているかどうかで判断する方法です。
LEDが点滅していなければ本物、点滅していれば偽物と見分けられます。
本物の防犯カメラについているLEDは、赤外線を出して暗闇でも撮影できるようにする役割があるので点滅しません。
一方、偽物の防犯カメラについているLEDは、目立たせて存在をアピールするために点滅するようになっていることがあります。
見分け方3 LEDがつきっぱなしになっていないか
本物とダミーの見分け方の3つ目は、LEDが昼間も付きっぱなしになっていないかで判断する方法です。
夜だけ光っているのであれば本物、昼間もずっとつきっぱなしなら偽物だと見分けられます。
本物の防犯カメラについているLEDは、暗闇でも撮影できるようにするために赤外線を出しているので、明るい昼間は点灯させる必要がありません。
一方、偽物は昼夜関係なくつきっぱなしになっていることがあります。
見分け方4 配線がついているか、途中で切れていないか
本物とダミーの見分け方の4つ目は、本体から配線が出ているかどうかで判断する方法です。
本体から配線が出ている場合は本物、配線がなかったり途中で切れてしまったりしているものは偽物と見分けられます。
本物は電源や録画機器と繋げるための配線が出ていることがほとんどです。
本物であっても、ソーラーパネルがついている無線カメラの場合は配線が出ていない場合がありますが、珍しいタイプなので見る機会は少ないでしょう。
見分け方5 アンテナがついているか、長さは5㎝前後か
本物とダミーの見分け方の5つ目は、アンテナがついている場合長さが5㎝程度かどうかで判断する方法です。
ついているアンテナが5㎝前後の長さなら本物、明らかに長すぎる場合は偽物と見分けられます。
本物の防犯カメラは有線タイプならアンテナはなく、無線タイプなら5㎝ほどのアンテナがついています。
偽物の場合はもっと長いアンテナがついている場合があります。
見分け方6 種類と設置場所が一致しているか
本物とダミーの見分け方の6つ目は、形のタイプと設置場所が合っているかどうかで判断する方法です。
ドーム型の防犯カメラは基本的に屋内に設置されるので、ドーム型が外に設置されていたら偽物だと見分けられます。
ただ本物であっても、玄関前は来訪者が多いので、威圧感を与えないためにドーム型の防犯カメラが設置されている場合があります。
見分け方7 屋外に設置されているカメラが防水されているか
本物とダミーの見分け方の7つ目は、屋外に設置されている場合は防水されているかどうかで判断する方法です。
防水がされているなら本物、されていないなら偽物だと見分けられます。
本物のボックス型の防犯カメラであれば防水のためのハウジングを取り付ける必要があります。
ただ、バレット型であればもともとハウジングと一体になっているので、別途取り付ける必要はありません。
見分け方8 設置位置が高すぎたり低すぎたりしないか
本物とダミーの見分け方の8つ目は、設置位置が高すぎたり低すぎたりしないかどうかで判断する方法です。
2.5~3.5mくらいの高さに取り付けられていれば本物、それより高すぎたり低すぎたりしたら偽物と見分けられます。
本物が地面から2.5~3.5mほどの位置に取り付けられる理由は、高すぎると撮影範囲から外れてしまったり、気づかれにくく犯罪抑制効果を発揮できなかったりするからです。
逆に低すぎると破壊されたり盗難されたりする危険性があります。
関連記事>>防犯カメラの取り付け・設置方法と設置場所
見分け方9 ある程度汚れがついているか
本物とダミーの見分け方の9つ目は、ホコリなどの汚れがついているかどうかで判断する方法です。
汚れていれば本物、汚れていなければ偽物と見分けられます。
なぜなら、本物は電気が通っているので静電気でゴミが付着しやすいからです。
一方、電気が通っている偽物にはゴミが付着しにくく、あまり汚れません。
見分け方10 他のカメラとメーカーが同じか
最後に紹介する本物とダミーの見分け方は、周囲の防犯カメラと同じメーカーかどうかで判断する方法です。
複数の台数設置されている場合、メーカーが揃っていれば本物、一部だけ違うメーカーの製品があればそれは偽物だと見分けられます。
本物とダミーをどちらも設置したい場合は、どちらも扱っているメーカーの製品を選びましょう。
防犯カメラのダミーのメリット
本物の防犯カメラではなくダミーを選ぶと、コストが大幅に削減できるというメリットがあります。
本物の機器をそろえると家庭用防犯カメラ1台で約15万円、業務用防犯カメラなら1台で約25万円かかります。
一方、ダミーであれば1台1,000円前後で購入できます。
さらに、電気代がかからないか、かかっても本物よりリーズナブルです。
また、偽物だとばれなければ侵入者は行動を録画されていると思うので、犯罪抑制効果も期待できます。
防犯カメラのダミーのデメリット
本物ではなくダミーの防犯カメラを選ぶと、偽物だとばれると犯罪抑制効果が得られないというデメリットがあります。
むしろダミーを設置して安心しているようだと思われ、犯罪行為をしやすい建物だと認識される危険性もあります。
また、犯罪行為やトラブルが起こった際に、録画映像が残らない点もデメリットです。
すでに犯罪行為やトラブルが起こった経験があるならば、録画映像を残して犯人や原因を特定するために本物を設置することをおすすめします。
ダミーカメラの見破られない設置方法と効果
こちらの記事では、防犯カメラのダミーとは何かという概要から効果、本物との見分け方、偽物だとばれるリスクを減らす設置方法までさらに詳しく紹介します。
防犯対策を強化したいけれど防犯カメラを設置する予算がないというお悩みを持つ人には、ダミーの活用がおすすめです。
とはいえ、偽物なんてすぐにばれるのではないかと不安に思ってしまうかもしれません。
少ない予算でビルやマンションの防犯対策を強化したい管理者様は、ぜひ参考にしてみてください。
防犯カメラのダミーの見分け方が使えないようにする設置方法
上で説明したように、防犯カメラが本物ではなくダミーだとばれると、むしろ防犯意識が低いと思われて犯罪行為されるリスクが高くなってしまいます。
ダミーを設置するのであれば、本物か偽物かの見分け方を知っている人にもばれないように、以下の点に気を付けて設置しましょう。
偽物と本物の見分け方を使えなくする設置方法のポイント
- 金属製の製品を選ぶ
- EDが点滅していない製品を選ぶ
- 夜間はLEDが消える製品か、LEDがついていない製品を選ぶ
- 配線もしっかりと設置する
- アンテナ5㎝程度の製品か、アンテナがついていない製品を選ぶ
- 種類と設置場所が一致するように設置する
- 屋外に設置する場合は防水する
- 設置位置は2.5~3.5mの高さにする
- 設置後にホコリをつけて汚す
- 本物と併用する場合はメーカーを揃える
防犯カメラのダミーの見分け方は対策すれば使えなくできる!
いかがでしたでしょうか。
設置されている防犯カメラが偽物か本物かは、見分け方を知っていれば分かってしまうことが多いですが、対策をして設置すれば見分けにくくできます。
ばれないようにしたい場合は、製品の素材やタイプ、設置する位置などに気を付けましょう。
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