近年、防犯カメラにまつわるハッキング被害に関しては、日本全国において増加傾向にあります。そのため、防犯カメラのハッキング被害は身近な犯罪になりつつあるといえます。
ここでは、防犯カメラのハッキング被害にともなう原因や対処方法などについて解説します。
目次
防犯カメラはハッキングされる可能性がある?
ハッキングとは、他人のパソコンに不正アクセスしたうえで、「秘密情報を盗み取る」や「他人のパソコンを勝手に操作する」などの行為を指します。また、防犯カメラにおいても、第三者からのハッキング行為は実現可能です。
では、防犯カメラをハッキングされた場合、どのような被害が発生するのでしょうか。防犯カメラにまつわるハッキングの被害例については以下のとおりです。
■パスワードを書き換えられる
第三者のハッキング行為により防犯カメラのパスワードを書き換えられた場合、所有者が防犯カメラ内の設定を自由に変更できなくなる。また、防犯カメラのシステムにすらアクセスできない。
■防犯カメラに記録された映像の盗み見および録画
防犯カメラに記録された映像の盗み見および録画された後、防犯カメラに映る個人情報や顧客情報などを抜き取られる可能性がある。また、クレジットカードの不正使用などについても、防犯カメラのハッキングが原因になっているケースも多い。
■悪質な犯罪に利用される可能性
詐欺などの犯罪に利用される可能性がある。また、自宅の防犯カメラをハッキングされた場合、個人の生活パターンをチェックしたうえで、誘拐や強姦などの犯罪に悪用されるケースもある。
■インターネット上で拡散される可能性
防犯カメラの映像をインターネット上にて不特定多数の人に拡散される可能性がある。近年では、防犯カメラのハッキング映像を違法投稿しているWEBサイトも多数存在する。
ハッキングされてしまう原因とは
防犯カメラのハッキングには、さまざまな原因が大きく関わっています。防犯カメラがハッキングされてしまう具体的な原因については以下のとおりです。
■パスワードが初期設定のままになっている。または、パスワード自体を設定していない
■防犯カメラ内のOSに脆弱性がみられる
■グローバルIPアドレスにアクセスできる状態に設定されている
※ウェブカメラなど
防犯カメラにまつわる第三者からのハッキングは、悪質な犯罪行為に巻き込まれる危険性を秘めています。そのため、防犯カメラの導入を検討する際は、あらかじめ防犯カメラのハッキングにともなう具体的な原因を十分に把握したうえで、適切な対処方法を取り入れることが重要です。
防犯カメラをハッキングから守る方法
防犯カメラの設置を検討する際は、あらかじめ防犯カメラのハッキング被害にまつわる正しい対処方法を理解・把握しておくことが大切です。防犯カメラをハッキングから守る具体的な方法については以下のとおりです。
■複雑なパスワードに変更する
■信頼性の高いWi-Fi以外には接続しない
■インターネット回線に接続する回数を減らす
■監視カメラのアップデートを実施する
■正規品の防犯カメラを利用する
また、仮に「ハッキング被害に遭っているかもしれない・・・」と感じた場合の対処方法などについても、あらかじめ入念にチェックしておきましょう。ハッキング被害を受けている場合の正しい対処方法については以下のとおりです。
■直ちにインターネットの接続を解除する
■ウイルスへの感染を確認する
■IDやパスワードを変更する
■防犯カメラ本体にカバーなどをかけたうえで、カメラ映像の流出を食い止める
防犯カメラのハッキング被害は未然に防げる犯罪でもある
自宅の防犯カメラが第三者の手によってハッキングされた場合、「秘密情報の流出」や「インターネット上での拡散」といった犯罪に巻き込まれる危険性があります。とはいえ、「インターネットへの接続回数を減らす」や「複雑なパスワードに変更する」など、防犯カメラのハッキング被害にまつわる正しい対処方法を取り入れることで、ハッキングの脅威から逃れることも可能です。
前述のことから、防犯カメラのハッキング被害は未然に防げる犯罪でもあるといえるでしょう。
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